節分の豆まきと恵方巻きで開運厄払い

節分といえば豆まきと恵方巻きの丸かぶり

節分というと多くの人が思い浮かべるのが、豆まきではないでしょうか。一口に豆まきと言っても、節分の習慣やならわしは日本全国各地で異なっており、地方毎の特色がよく出る行事でもあります。出身の違う友人や同僚と話していて、節分の豆まきにの違いに驚いたことがある方も多いのではないでしょうか。

節分の習慣として恵方巻きを丸かぶりで食べる、というものがあります。恵方巻きは、恵方、つまり歳徳神のいる方を向いて食べるということになっています。節分の恵方巻きの方角は毎年の干支の組み合わせによって変わってくるもので、方位というものが昔の人にとって重要な要素であったことがうかがい知れます。

節分の行事には、古くから伝わる日本人の考え方の片鱗を見ることができます。たとえば、年男・年女といった、干支に関係する年齢の節目や、恵方に見ることができる方位と吉凶の関係などは、現代ではあまり見られなくなってしまった古くから伝わる考えの名残りといえます。

節分は日本の伝統行事です。都会で暮らしていたり、日々家の中にいると季節の変化に対する感覚が鈍くなってしまいがちですが、こうした行事は、季節の変わり目を思い出させてくれます。冬の終わりと春の訪れは、一年の中でも、自然が大きな変化を遂げる時期です。節分を通してこうした季節の変化を感じてみてください。

節分草という植物・花を知っていますか

節分草という花があるのをご存じでしょうか。その名の通り、2月の節分の頃に咲く、小さくて可愛らしい花です。節分の頃は、暦の上では春とはいえ、まだ寒く、この頃に咲き始める花は少ないため、節分草は初春の訪れを告げる花として、山歩きをする人や山野草を愛でる人々にかわいがられています。

節分草を見ることができるのは、関東よりも西側で、やや山よりのエリアです。こうした山里や郊外の植物を見に行くのも、春の行楽の一つの楽しみです。そのような植物を見に行く際には、むやみに採集するのではなく、持ちかえって植えるなどの目的がない場合には鑑賞するだけにしましょう。

節分草は、関東以北では気候が合わないために育たないようです。また、関東以西でも、山辺などの気温が上がりにくいところでは、芽が出るのが遅くなるようです。節分の頃に咲くと言っても実際に芽が出てくるのは3月になることも珍しくなく、自然の変化が一様ではないことを感じさせられます。

節分草のような山野草の鑑賞は、初春の散策の大きな楽しみです。山にはたくさんの植物があり、体中で四季の変化を感じることができます。暦の上ではまだ肌寒い日の多い節分のころでも、山では節分草を始めとした生命が息づいていることを知ると、元気が湧いてきませんか。

節分の豆まきで厄払い・鬼を払う

節分の行事である豆まきは、小学校などでほとんどの人が経験していると思います。2月3日には、外に向かって「鬼は外」と叫びながら豆をまき、内側に向かって、「福は内」と言いながら豆をまく。そして、まいた豆を自分の年齢の数だけ拾って食べると、一年間風邪をひかないと言われています。

節分の豆まきには、厄を払うという意味があります。節分の豆まきは、平安時代に起源のある「追儺」という行事から生まれたものだと言われています。追儺というのは古くは中国に起源をもつ鬼払いの儀式で、大晦日などの節目に、宮中で行われていた年中行事のことです。

節分の豆まきは、鬼を払う効果があると言われています。また、豆まきと同じような鬼除けとして、節分の頃に、鰯の頭に柊をさして作る鬼除けを玄関などに飾るという習慣があるところもあります。節分の習慣は各地によって異なるので、旅行に行った際にはそうした違いを発見するのも面白いかもしれません。

節分の豆には、鬼をやっつけるための工夫がされています。生の大豆ではなく炒った大豆を使うのは、食べやすくするためではなく、鬼の嫌いな火気を帯びさせるためだということです。昔から伝わる習慣には、いろいろな意味や願いが込められているので、行事に参加する際には、起源などについて話を聞いてみると面白いかもしれません。

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